こんにちは、笑う背中です。
「エンジン回転だけ上がってスピードが出ない」「クラッチレバーに遊びがない」ことがありませんか?
僕のX4でも1速~4速では問題ないのに、5速で回転が上がってくると加速以上にエンジンが回転している状況になりました。またクラッチレバーに遊びがなくなりました。
この記事では、クラッチマスターのリリーフポート清掃で症状が改善した手順を紹介します。
お作法「すごく小さいリリーフポート」
クラッチ滑り!?状況と原因推測
クラッチ滑り!?状況
・5速で加速しようとすると、エンジン回転は上がっていくのに加速が鈍ることがある。
・1速~4速はエンジン回転と加速に問題は感じない。
・クラッチレバーに遊びがなく、パンパンになっている。
クラッチ滑り!?原因推測
・クラッチマスターのピストン、ピンなどの何かが壊れている。
・クラッチセカンダリーマスターのピストン、シールなどの何かが壊れている。
・クラッチが摩耗している。クラッチが減っていて滑りが発生している。
SL230(ワイヤークラッチ)でクラッチ板が減った時は、クラッチレバーを離しても半クラ状態になり、エンジン回転を上げても加速しないことはありました。クラッチレバーに遊びはなく、パンパンに張っている状態でした。ワイヤーのアジャスター範囲を超えていたため、原因はクラッチ板の摩耗でした。
この経験からX4もクラッチ板が減っているかと予想しました。
クラッチ板交換を考慮して純正部品を調べました。

| No | 部品番号 | 価格 | 使用個数 |
|---|---|---|---|
| 5 | 22201-MBB-000 | 1,929円 | 7 (13,503円) |
| 6 | 22202-MAZ-000 | 2,002円 | 3 (6,006円) |
| 7 | 22321-MT3-000 | 1,546円 | 9 (13,914円) |
純正部品の合計は33,423円でした。
22202-MAZ-000はもしかしたら廃番かもしれません。
FCCがクラッチキットを出しているのは知っていたので、もし交換するならこれにしようかなーなんて物欲全開で考えていました。
クラッチ滑り!?原因調査
まだ原因特定できていない状況で5万円以上の出費は痛いので、簡単にできるとか、費用が安そうなところから確認していこうと思います。
もともとX4のクラッチはひどい状態でした。その記事は以下です。
メカさんに相談
まずはいつものメカさんに相談しに行きました。

症状を説明したところ、再度フルードを交換することになりました。前回からわずかな期間ですが、フルードがかなり汚れています。やはりこの辺に原因があるのかなぁ。
カップの中のフルードを抜き取り、内側をきれいにしてもらいました。

新しいフルードを入れました。きれいです。何となく良くなった感じがしました。
これでしばらく様子を見ることになりました。
しかしお店から帰る途中で、クラッチ滑りを確認し、クラッチレバーはパンパンになってしまいました。
ネットで検索
フルードは交換したばかりなので、原因でないとして、他の可能性をネットで検索してみると「リリーフポート」という言葉にたどりつきました。
リリーフポートが詰まるとどうなるか
・クラッチが完全に戻らなくなる(半クラ状態)。
・クラッチ滑りが発生する。
・クラッチレバーに遊びがなくなる。
おお!僕の症状に合致します。リリーフポートが詰まっていると決めつけて作業してみます。
クラッチ滑り!?対応作業
作業はクラッチのキャップを開けて締める程度なので、改善されなくてもとりあえず走れるし、メカさんの所に持っていける算段が付いているので、自分で作業します。

フルードは塗装を侵すので、万一たれた場合を考慮して、ウエスを巻きます。
ネジを2つ外して、キャップを外します。

ダイヤフラムプレートを外します。

ダイヤフラムを外します。

まだヘドロが取れきれていないのか、きれいだったフルードが曇っている感じです。
赤丸が金属のプロテクターと呼ばれるもので、溝にはまっているだけです。
この状態でクラッチレバーを握っても何も起きませんでした。

そのプロテクターを外すともうひとつの穴が出てきます。
見た目大きな穴に見えますが、実際に開いている穴はすごく小さく、これがリリーフポートです。
再度クラッチレバーを握りましたが、何も起きませんでした。

リリーフポート掃除用の何かを探し、3Dプリンターのノズル掃除用のもの(直径0.45mm)がちょうど良さそうでした。

リリーフポート目指して突き刺しました。手ごたえはほとんどありませんでしたので、何度か抜き差ししました。
クラッチレバーを何度か握ると、そのたびにリリーフポートからフルードが飛び出てきました!
パンパンだったクラッチレバーにも遊びができました。

プロテクターを付けてから、クラッチレバーを握ってもフルードが全く飛び出ません。さすがプロテクター。
外したダイヤフラム、プレート、キャップを取り付けました。
クラッチ動作確認
リリーフポートを清掃した後に、実際に走行し、1速~5速を確認したところクラッチ滑りの症状は出ませんでした。またメカさんとも会話して、僕が滑りを感じていた(強制半クラ)期間を考えるとクラッチがダメになっている可能性も低いので、引き続き乗って大丈夫そうです、よかったぁ。
まとめ
今回の直接原因はリリーフポートの詰まりでした。根本原因はクラッチフルード管理不足ですね。
原因が比較的簡単に特定できて良かったです。そのうちオーバーホールしようと考えています。
今回の修理で使用した材料・工具をまとめました。
・フルード交換作業:3,000円
・リリーフポート清掃:自分で作業
以上、参考になれば幸いです。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。



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