こんにちは、笑う背中です。
「シガーソケットをリレーで電源化したら、セルを回した瞬間に電源が落ちた」「走行中にETCが点いたり消えたりした」そんな症状で悩んだことはありませんか?
X4はこれまで純正リアサスの調整・交換や塩ビ板でのメーターバイザー自作など、コツコツ手を入れてきました。
今回はスマホの充電などに使う電源を、リレーを使って増設したのですが、これがなかなか一筋縄ではいかず…セル始動での電源断、走行中のETC点滅と、複数のトラブルが重なりました。
この記事では、僕がハマったリレー化のトラブルと、その原因を一つずつ切り分けて解決するまでの流れを紹介します。同じところでつまずいている方の手がかりになればうれしいです。
お作法「ヒューズがグラグラだとは・・・」
最初の配線構成
まずは今回の配線構成からです。
バッテリーからリレーを介して、アクセサリーへ給電する形にしました。
- 電源:バッテリー → リレー → ETCやシガーソケットなど
- リレーの制御(ACC):テールランプ配線から取得
- アース:バッテリーのマイナス
リレー組み込み

リレーはエーモンを使用します。

バッテリー(+)に接続する線に、ヒューズを付け丸型端子を付けます。
バッテリー(-)に接続する線にも丸型端子を付けます。

リレーの制御線はテールランプから取ります。
キーOFF時は通電せず、キーONでテールランプが点くと共に通電し、アクセサリーに給電する想定です。

リレーは車載工具のスペースに押し込みます。

通電確認のため、予備のウインカーを接続します。
キーOFFなのでウインカーは点灯していません。

キーONでウインカーが点灯しました。ここまでは順調でした。

ガソリンタンクを浮かせて、アクセサリー線をハンドル付近まで配線します。
メインハーネスに沿わせると良いと思います。
トラブル① セル始動で電源が落ちる
症状 セル始動で電源が落ちる

キーONの状態ではETC・シガーソケットともに正常。

ところが、セルボタンを押した瞬間に「バチッ」と音がして、ETCとシガーソケットの電源が落ちてしまいました。
推測 テストはうまくいったのに配線ミス?
あれー?配線まちがえたか?原因を探ります。
ヒューズは切れていませんでしたし、しばらくしてキーONにしたら何事もなかったように通電しました。
原因は…わかりません。ここで手を止めてネットで検索します。
原因 テールランプ回路の電圧降下
原因はリレーの制御線をテールランプ配線から取っていたことでした。
テールランプ回路は、セル始動時に電圧が下がるようです。その電圧降下でリレーのコイルを保持できなくなり、リレーがOFFになっていたと思われます。
流れとしてはこうです。
キーON → ヘッドライト・テールランプ点灯 → セル始動 → 電圧降下 → リレーがOFF → ETC・シガーソケットの電源断
つまり、リレーが壊れたわけではなく、電圧が下がったことでリレーがOFFになっていただけ、というオチでした。
対策 イグニッション線から制御線を取得

まず、制御線の取り出し元をテールランプから変更します。そこでヒューズボックスを確認しました。
テールランプは、ウインカー・ストップランプ・ホーン・メーターと同じ回路です。
それ以外の所にしないと電圧降下が発生すると思われます。
ヘッドライトは消費電力大きそうだし、冷却ファンは温度が設定値を超えないと動かないと考え、イグニッションかオドメーターから取れば良さそうです。

今回はイグニッション線からリレーの制御線を取ることにしました。
すると
- キーON:ETC・シガーソケットともに正常
- セル始動:「バチッ」という音は無し
- エンジン始動も問題なし
この症状はこれで解決です。
トラブル② 走行中にETCランプが点いたり消えたりする
症状 ETCランプが点いたり消えたりする
配線ができたので、試走してきました。
すると走行中にETCランプが消灯していることに気づきました。
少しでも情報を集めるために観察すると、加速時と減速時に点いたり消えたりしているようです。
また問題が発生かと落ち込みながらも、ETCゲートをくぐる前に気づけて良かったと思い直し、帰宅しました。
推測 制御線の接続不良かな?
不調の原因を調べていると、シートを動かすとETCランプが消えることを発見しました。
ETCの電源も前述のバッ直リレー配線から取っています。
これはイグニッション線への接続不良と判断しました。
接続をやり直し、半田付けまでしっかり施工しました。

ところが再確認すると、またしてもETCが消灯。えーもぅわかんないよー。
と投げ出しそうになりました。
原因 真犯人はヒューズの接触不良
バッ直リレー配線を入れる前はちゃんと動いていたのだから、原因は必ず追加した部分にあるはずだ!
ということでリレーの接続部分などを再確認していきます。
バッテリー(+)に接続した10Aヒューズを確認します。切れてはいません。

ただ、ヒューズを抜いたときにスポッと抜けました。また戻した後も「グラグラする」違和感がありました。
まさか…試しにヒューズを動かすと、ETCが点滅しました。
ヒューズは切れていないのに、ホルダーとの接触が甘く、加減速やシートを動かした時に通電したり、切れたりしていた。事象とも合うので、原因はヒューズの接触不良と判断しました。
対策 ヒューズの足を曲げて保持力アップ

対策はシンプルで、ヒューズの足(端子)を少し互い違いに曲げて、ホルダーへの保持力を上げました。
現在はキーONを何回繰り返しても、ETC・シガーソケットともに安定して通電しています。
今回得られた知識
今回のトラブルシューティングで学んだことをまとめておきます。
- テールランプから制御線を取ると、セル始動時の電圧降下でリレーが落ちることがある
- 制御線はイグニッション線から取る方が安定している
- リレーの故障を疑う前にヒューズ・接触不良・ギボシ・配線を確認する
- ヒューズは切れていなくても、接触不良で通電が不安定になることがある
まとめ
今回はバッ直リレー配線で起きたトラブルを、ひとつずつ解決していきました。
振り返ると、テールランプの電圧降下、イグニッション線への変更、ETCの点いたり消えたり、そして最後はヒューズの接触不良と、複数の問題が重なっていました。
一番良かったのは、「リレーが壊れた」と思い買いに走らず、原因を一つずつ切り分けていったことです。最後にヒューズを触って「まさか、これか!」と気づけたのは、自分でもいいトラブルシューティングの流れだったと思います。
あとは実走でETCが安定して動作してくれれば、この配線は完成と言っていいでしょう。同じようにリレー化でつまずいている方の参考になればうれしいです。
以上、参考になれば幸いです。
記事のコメントやX(旧Twitter)のDMで、ひと言やアドバイスなどをいただけたら、とてもうれしいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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