こんにちは、HSK-WORKSです。
中古で購入したホンダX4(SC38)ですが、車検はあるものの基本的には現状渡しであることは承知しています。
今後の整備・カスタム計画を立てるために、いつものメカさんの所に相談しに行ったら、緊急対応が必要な状況になりました。
お作法「フルードがゲル状になるとは」
【フルード交換】ホンダX4(SC38)【ゲル状】
X4の今後を相談しに
引き取った帰りに約100km走行しましたが、大きな不具合は感じられませんでした。
走る・止まる・曲がるは問題なくできていました。
ひとつ僕が感じ取れたのはリアブレーキ。リアブレーキが想像以上に踏み込めてしまううえ、制動力がいまひとつなのです。「エアかみしてるかな」と思いつつ、今後のX4の整備・カスタム計画の相談に、いつものメカさんの所に行きました。
フルード交換
現車を見てもらい、状況をざっと説明しました。
とりあえず、フルード交換(前後ブレーキとクラッチ)を依頼しました。
フロントブレーキフルード
フロントブレーキのフルード交換が完了しました。
多少エアをかんでいたのか、交換後はブレーキタッチがカッチリしました。
リアブレーキフルード
リアブレーキフルード交換が完了しました。
やはりエアをかんでいたのか、交換後は少しの踏み込みで、リアブレーキがしっかりかかるようになりました。
クラッチフルード
思わぬ所で問題が発生していました。

茶色い謎の物体がクラッチマスターの中に入っていました。底が見えません。
もちろんフルードだったものです。
メカさんも「近年、こんな状態のフルードは見たこと無い」と驚いていました。

僕もフルード交換はしたことがあるし、通常は透明~薄黄色な液体で満たされているのを知っているので、この状態がどれだけヤバいかは分かっているつもりです。
しかし引き取り時の約100kmと、バイク屋まで来る約40kmをクラッチ操作が問題なくできたことは幸運だったと言うほかありません。いつクラッチが使えなくなってもおかしくなかったし、このフルードの状態がフロントブレーキフルードで起こっていなくて本当に良かった。

メカさんがゲル状のフルードを取り除き、新しいDOT4フルードを入れてくれました。
いやー透明できれいですね、見えなかった底に穴やカバーがありましたよ。
DOT5.1もあるよと言われましたが、今入れてももったいないことになりそうなので、やめておきました。
ブレーキフルードの違いを調べたので、以下にまとめました。
| 規格 | 主成分 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| DOT4 | グリコール系 | ・価格が安い ・性能が安定 ・入手性が良い | ・吸湿で劣化 ・交換サイクル短い ・塗装に悪影響 |
| DOT5.1 | グリコール系 | ・DOT4より沸点が 高い ・ABSに最適 | ・DOT4より高価 ・吸湿で劣化 ・塗装に悪影響 |
| DOT5 | シリコン系 | ・吸湿なし ・塗装を侵さない ・交換サイクル長い | ・DOT5.1より高価 ・エアかみしやすい ・圧縮率が高く レバーがフニャっとする |
まとめ
最善はマスターシリンダー、レリーズシリンダーを含めたクラッチOHが良いのだと思いますが、まだほかにも不具合があるかもしれないので、とりあえず動く状態にして、他に不具合がないか確認していきます。これが中古バイクというものか。
以上、参考になれば嬉しいです。
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最後までご精読いただき、ありがとうございました。

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