こんにちは、笑う背中です。
僕のX4は譲りうけた時から純正のマフラーではなく、STRIKERフルエキゾーストでした。
音量は控えめで5速2000回転くらいで走ると、とても静かです。
しかし長年装着されていたのか、カーボンサイレンサーが紫外線により劣化しているようでした。
VTR1000SP1でも、Akrapovicカーボンサイレンサーをメンテナンスして良い感じになったので、同じようにメンテナンスしようと思い立ちました。
最初はサイレンサーだけのつもりが、結局エキパイまで外して磨き上げることになりました。
カーボンサイレンサーと、STRIKERのエキパイを分解・メンテナンスしたので、参考になればうれしいです。
お作法「磨き作業は報われる」
カーボンサイレンサーの白ボケ

写真写りもあると思いますが、カーボンが白ボケしています。
早速取り外します。マフラーバンド(サイレンサーバンド)を止めているボルトを外すだけです。
エキパイとサイレンサーのパイプは差し込んであるだけでした。

左右とも取り外しました。

サイレンサーバンドがあった部分が、本来の色だと思います。

左のサイレンサーのパイプ部分には、チェーンルブと砂や砂利が混ざって固まったものが付いてました。
パーツクリーナーを吹きかけてもいっこうに取れないので、スクレーパーで削り取りました。

カーボン部分は表面を石鹸水でなであらいして、水ですすいで一晩乾かしました。
ついでにチェーン掃除したのですが、ゴミが付いているのかと思ったら、たぶんOリングが切れたもののようでした。
やはりチェーンは交換だな。一旦忘れて作業を進めます。
カーボンサイレンサーにスーパーハード施工

十分乾かしたサイレンサーです。
これにワコーズスーパーハードを施工します。

施工後です。ボヤっとした反射がくっきりしました。
サイレンサーバンドがあった所の差もめだたなくなったかな?

そんなことはありませんでした。
とのことなので、このまま部屋の中で吊るしておきます。
中間パイプをみてみると

サイレンサーを取り外す時に中間パイプが見えました。
こちらにもチェーンルブの汚れが付いているようです。
サイレンサーよりも高温になるため、やきついているのだろうと想像できます。
掃除しよう
中間パイプだけ抜けるかなと、スプリング外したけど取れませんでした。
ゴムハンで叩いたりしたけど、抜けそうにありません。
根本から外さないとだめなのかと、フロントパイプにも手をだす。
手持ちの工具だと、3か所ほどエキゾーストナットが回せない。
ラジエーターを外すか、ずらすかしないとダメかな。
もうエキパイを外す気マンマンになったので、ガスケット注文しよう。
エキゾーストナットもサビサビなので、交換しようと思います。
調べると純正の鉄と、ステンレスがあるようです。
ちょうどバイク屋に行く予定があったので、メカさんに相談しました。
X4のコンセプト「まよったら安い方」にも合っていました。
エキパイ掃除が終わらないと動かせないので、ひと段落したら持って行きます。
エキゾーストパイプ取り外し

そのままでは取り外せないのがわかっているので、ラジエーターのボルトを外してみます。
上のここは緩めるだけ。

ラジエーター下のここと

ここはボルトを抜き取りました。
これでラジエーターが多少前にずらせます。
錆びたエキゾーストナットを緩める

X4のエキゾーストナットはM7(二面幅10mm)の袋ナットです。
使うのは10mmのソケットやメガネレンチです。
どの位置までナットが入っていたかを確認しておきました。

エクステが無いと届かないし、エクステ付けるとラジエーターに当たります。
ラジエーターを前にずらしながらナットを緩めます。

内側の錆の酷いナットはソケットだと回せません。

手持ちの10mmレンチを総動員して、なんとかゆるめることができました。
エキゾーストパイプを外す

ようやく4番のパイプが取れました。

排気ポートを見ると大量にカーボンが溜まっている!?
と思いましたが、ドライバーでつついても、削れもしないので、こういう形状なのだと思うことにしました。

1番パイプも外れました。
2番、3番も外れることを確認しましたが、作業スペースがないので、写真のままにしておきます。
エキパイ磨き

エキパイを磨きます。
スポンジヤスリとママレモンで磨く

最近のお気に入りの組み合わせ、スポンジヤスリ+ママレモン。

スポンジヤスリ(#120、#400、#1000)にママレモンを付けて、順番に擦りあげます。

最後にメタルコンパウンドで磨きました。
磨き終わった4番パイプ(上)と磨く前の1番パイプ(下)です。
4本のエキパイを磨き上げる

1番パイプの磨きがいのある場所、ビニールでも触れたのかな。

1番、4番の2本磨き終えました。
置く場所がないので吊るしておきます。

2番、3番と中間パイプです。

3本目完了。

4本目完了。ブログだとあっという間です。
中間パイプを分割して磨く

中間パイプを磨きます。

右側が磨き終わりました。
この時点で一応番号をかいておきました。

3、4の番号は磨いたら消えたので、再度書きました。

左右をつないでいるパイプの地面側です。
太いパイプでつながってます。
チェーンがある左側の汚れがひどいです。

車体側も磨きます。

左右に分割できました。

左右をつないでいるパイプの中を見ると、小さい穴でしぼられてました。
詳しくは分かりませんが、この構造がマフラーの特性になっているのでしょう。
4気筒マフラーの集合方式(4-1/4-2-1/4-2-2)
X4は「トルクアート」と謳っているように、最高速度と言うよりは、低中速度での加速力に振ったバイクです。
4気筒マフラーの結合方法は大きく3つあります。
簡単に結合パターンと特性を説明します。
| 結合方法 | 特性 |
|---|---|
| 4-1 | ・高回転の伸びが一番いい ・中回転にトルクの谷が出やすい |
| 4-2-1 | ・1-4番と2-3番を先にまとめてから1本にする ・低中速と高回転のバランス型 |
| 4-2-2 | ・純正と同じ ・低中速トルク重視 |
僕のSTRIKERマフラーは4-2-2です。

分解・メンテナンスすることで、このマフラーの特性が少しわかったような気がしました。

磨き終わりました。
組立と取り付け

組立にあたり、新品のピカピカなエキゾーストナットを用意しました。
ガスケットを交換する

ガスケットも交換します。

マイナスドライバーで付いていたガスケットを摘出しました。

しっかりつぶれていますので、再利用したら排気漏れするでしょう。
もちろん破棄します。
エキパイを組んで仮付けする

中間パイプを結合してスプリングをかけます。
磨いたことで気づいたのがスプリングによる削れと思われるキズです。

とりあえずスプリングを付けてみます。
確かに隙間はごくわずかで、振動したらパイプに触れると思いますが、このままで様子見します。

4-2部分を接続します。

それぞれ左右にスプリングを取り付けます。
ここは隙間に余裕がありました。

取説はないので、外した順番の逆で組んでいきます。
2番、3番のフロントパイプを接続し、スプリングを付けます。

このスプリングはパイプに微妙に触れています。
余っていたバンデージを巻きました。

この状態にして車体に取り付けます。
中間パイプの下に適当な物を置いて高さを合わせて、フロントパイプを差し込む算段です。

スタッドボルトを磨きつつ、新しいガスケットを準備します。
ガスケットは、ポートにあてがってもスカスカで落ちてくるので、グリスを付けると良いと事前に聞いていました。
しかし実際は若干大きいくらいで、ポートにハマりません。
品番を確認しても間違いはありません。
ガスケットがへこむのは覚悟の上でマイナスドライバーで軽く打ち込みました。

エキゾーストナットには焼き付き防止のグリスを塗布しました。

中間パイプの高さを発泡スチロールのレンガで合わせて、2番、3番のパイプを仮止めしました。

1番、4番パイプがなければ、エキゾーストナットは締めやすいです。

1番、4番も仮付けしました。
サイレンサーを取り付ける
次はサイレンサーを取り付けます。

サイレンサーを固定しているボルト、ゴム、カラーはまだ部品が出たので交換します。

スーパーハード施工をして、十分乾燥させたサイレンサーです。

接続部分に汚れが残っていたので、磨きました。

カーボン部分は素手で触らないように手袋をして取り付けます。

中間パイプの穴をよく確認して

スポッと入りました。サイレンサーバンドはまだ仮止めです。

右側のサイレンサーも仮止めです。
エキゾーストナットを本締めして仕上げる

フランジが傾かないように、2か所のエキゾーストナットを締め込みます。
デジトルクが使えたのは1か所だけなので、そこの感覚を覚えて他の場所も締めました。
あらかじめ計測しておいた締め込み位置も参考にしました。

エキゾーストナットを本締めしました。

1番パイプのスプリングを取り付けました。
パイプに接触してしまうので、擦れ防止でバンデージを挟んでおきました。

4番パイプも同様です。

再度サイレンサーをしっかり差し込みました。
普段はほとんど見えない中間パイプがきれいです。

サイレンサーバンドも本締めしました。

右側も本締め完了しました。

エキゾースト全体のガタなどをチェックしました。

きれいな4本のエキパイになりました。

サイレンサーの位置が左右で違うのに気づいて、再度調整しました。
最後はグイグイ力任せで合わせましたが、納得いく位置にできました。
まとめ:ピカピカエキパイに満足
今回はX4のSTRIKERフルエキゾーストを、分解・手磨きでメンテナンスしました。
ネイキッドのエキパイは露出していて高温になるので、コンビニ袋などがちょっと引っかかっただけでもすぐに溶けてコゲ付きます。
また塗布したチェーンルブが、フロントスプロケカバーに堆積し流れ出た物がエキパイに流れ落ち、こちらも焼き付いていました。
作業中は乗れなくなるし、ガスケットの交換も必要になるので頻繁にできませんが、磨きあがったエキパイはとてもきれいで気持ち良いですよ。
X4のフロントフォークを半鏡面に磨いた記事もあるので、磨き作業が好きな方はどうぞ(別記事)。
以上、参考になれば幸いです。
記事のコメントやX(旧Twitter)のDMで、ひと言やアドバイスなどをいただけたら、とてもうれしいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。



コメント