SL230 シート改造(1/2) アンコ盛りと張替えの失敗|おバイクの作法

SL230
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こんにちは、HSK-WORKSです
初めてのシート改造に挑戦しました

お作法「あっちを引っ張ればこっちも引っ張る」


【カスタム】SL230シート張替とアンコ盛り

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SL230のシートカスタムのきっかけ

SL230の足つき

SL230は大変足つきが良いです
僕でも両足がかかとまで付きまし、林道に行けば凸凹が
ひどくても、2輪2足で進む事ができます

この一因がシート高と幅だと思います

車種シート高僕の足つき状況
SL23081.0㎝両足かかとまでべったり
VTR1000SP181.3㎝腰をずらして片足べったり

上記のように僕が所有しているバイクだと
両車両のシート高は・・・
あれ!?ほとんど同じでした(;’∀’)

という事はえーと
シート幅(車両の幅)が違う事で、足つきが違います
(タイヤなどで若干カタログ値とは違いますが)

モトクロス車両

林道とはまた違うカテゴリですが、オフロードレースの
車両を見てみると、タンクからリアフェンダーまで
ほぼ一直線になっています
走りだしたら足つきなんて、関係ありません

出典:ホンダレーシング

僕のオフロードの師匠は

師匠
師匠

タンクの上に乗る勢いで前に乗り
フロントタイヤに乗っている感覚じゃ
リアがどうなろうとフロントが
大丈夫ならダイジョウブ
コケそうになったらアクセル開けろ!

もちろんずっと座っている訳ではないし、状況に応じて
前後左右に移動しますが、基本的には前に乗るそうです

僕が実際に師匠と走ったのはCR80でした
80㏄とはいえ2stのモトクロッサーで十分スポーツ
できました

出典:ホンダ

その時に教え通りに乗った感想は、確かにフロントが
暴れても重心やハンドルが近い事で、制御できた
ように感じました

SL230のノーマルシート

SL230のノーマルシートは、タンクのデザインに沿って
一番低い部分が通常の着座位置になります
なのでさらに前乗りしようとすると、ずり下がって
しまいます…
また膝がわりと折れるので、スタンディングしようと
するとヨッコイショってな具合になります

SL230のシート入手

昨今ヤフオクだけでなく、フリマサイトもあります
中古部品が買いやすくなりました

ヤフオクで予算に合わず諦めたり、見るのが遅れて売れて
しまっていたりでしたが、ようやくSL230のシートを
手に入れる事が出来ました

ポイント
ポイント

ヤフオク、メルカリ
ラクマ、PayPayフリマ
など巡回してました
ヤフオク以外はだいたい
送料無料(送料込み)

なのは知らなかったなぁ
風土なのかな?

SL230のシートで何をしたいか

シート皮を変更するだけでは面白くないので
・モトクロッサーのように
 前乗りできるようにしたい
・ノーマルの足つきは問題ないので
 シート高を上げて
 窮屈な膝の曲がりを解消したい
・スタンディングをしやすくしたい

という事でアンコ盛りして、ハイシートを作る事に
しました
ノーマルシートがあるから、いつでも戻せますし♪

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SL230のシートカスタム

今回の作業に当たって参考にしたHPです
シート張り替え支援サイト
とても助かりました、ありがとうございます

購入シートの確認

購入したシートを見てみましょう
いきなり裏からですが、見えてるスポンジは劣化なのか
オレンジ色になっています


純正シート皮はシートにぴったり沿ってますね
さすが


立体裁断?されていて、曲がりがきつい所は
縫製されています


ステープル(針)はどれも錆びてます


タンクにつながる前側、余計なシート皮はありません


ココもシート形状に合うように、縫製されています

SL230のシートカスタムに必要な道具

シート皮関連

タッカー(マックスガンタッカー)

タッカーは家にありましたので、こちらを使いました
参考(攻略)サイトの評価では、固い部分に刺さり
づらいとありました
おすすめはダイソーのタッカーだそうです

このガンタッカープロ用と記載があるから、さぞかし
打ち込みが強いのだろうと思ったら、同社のタッカーは
どれも同じ打ち込み力で、本体が頑丈なのと使用できる
ステープルの種類が多いのが違いだそうです

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ステープル(10mm)

ステープルも家にあったので、とりあえずこれを
使いました
ステープルの足の長さが10mmです

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ステープル(6mm)

ネタバレですが後でこちらも購入しました
ステープルの足の長さが6mmです

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その他工具

・ニッパー
・ペンチ
・はさみ
・カッター
 ステープルを抜いたり
 シート皮を切ったり
 に使いました

・556
 一家に一本潤滑スプレー
 攻略サイトにあった
 おまじないに使いました(^^♪

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NEWシート皮

NEWシート皮は某フリマサイトで購入しました
約1,700円の汎用品で、専用設計ではありません
サイズは82㎝×47㎝です

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シートアンコ盛り材料

ウレタンマーブルフォーム

ウレタンマーブルフォームはホームセンタで購入しました

スポンジシート

スポンジシートは以前何かに使おうと購入した
5mmのスポンジシート


これくらいの厚さです

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その他材料・道具

・綿
 小さい凹みに使えるらしいので、捨てようと思ってた
 座布団から取り出しました

・100均のおろし金
 ウレタンを削るのに使いました

・接着剤
 100均にある接着剤です
 家にあったGPクリアと、追加でG17を用意しました

・両面テープ
 普段バイクのカスタムにも使っている物です

SL230のシートカスタム作業

古いシートの取り外し

ニッパーなどを駆使して、古いステープルを外します


立体裁断なのか、この部分はステープルを外しても形が
残っています


外したシート皮の内側には、削れたスポンジのカスが
出てきました


僕が抜くときに切断した以外は錆びてはいるが
抜けたり折れたりはしていませんでした

アンコ盛り

それでは初めてのアンコ盛りを、やっていこうと思います

まずはアンコ盛る前のシートスポンジです
ところどころ削れていたり、サイドは座った時にできる
折り目部分のスポンジが、剥がれ落ちていました


買ってきたウレタンをあてがってみます
うまく切れば3段分くらい切り出せそうです
白い四角いのは両面テープです


両面テープでざっくり位置を決めて勘で切ります
カッターが切りやすかったです


そして削ります
攻略サイトを見ておろし金を使いました
他のもので削ってないので、比較はできないですが
ボロボロとウレタンが削れます


土台に沿うように削りました


1枚目はこれくらいにしました
右に見えているのが2枚目です


2枚目も同じように、土台に合わせて削りました
また経年で削れてしまっていた部分に、綿を貼り付けて
表面に凹みが出ないように補修しました


シート後端部分はアンコは盛らないので、段差が
なくなるように綿を詰めて、さらに薄いスポンジで
覆いました


気になる所にスポンジを細長く切って詰め込んだりして
こんな感じになりました
最大部分で60mmのアンコ盛り!

削ったフォームは服や回りにこびりついて、手で払った
くらいでは取れません
もし次やるならツルツルな服を着るとか、もうちょっと
対策しないと部屋の中までフォームのカスが
付いてきましたよ

防水処理

防水処理の為にビニールで覆います
ビニールと言ってもゴミ袋ですが…


シート全体を覆って数か所だけ、ステープルで止めます


新しいシートには縫い目があるので
あらかじめボンドによる防水処理もしておきます
縫い目に沿ってGPクリヤーを塗りました

新しいシート貼り付け

シートの貼り方についても、攻略サイトや先人の足跡を
探すと「前→後ろ→前方左右→後方左右」という順番で
シワが無いように、タッカーで打ち込んでいきます

前後を留めて左右を留めようとした時に
問題が起こりました…
アンコを盛りすぎたのか、シート皮が届きませんでした
動揺しながらネットを探すと「温める」「引っ張る」で
ある程度はカバーできることがわかり、再度貼り付け
作業を続行します

笑う背中
笑う背中

シート皮はある程度は
温めて伸ばせます
ある程度です限度はあります
限界を超えると・・・

前方の貼り付け
左右のシート皮が足らなかった部分は、本当に
「これでもか!」ってくらい引っ張って温めて
スポンジをつぶしながら、何とかとどきました

【ステープルの選択(長いは短いを兼ねない)】
何とかステープルを打ち込んで
できた―と喜びながら上の写真の赤丸
辺りをを触っていたら「チクッ」としました

しかも表面側で・・・え?
表面のシート皮をちょっと押し込むと
ステープルの針が見えました
シートベースが薄く10mmのステープル
だと突き抜けていました
幸いシート皮は穴が開いているけど
それ以上広がらないので一旦そのまま

攻略サイトを見ると6mmのステープルを
推奨していました
僕は家にあった10mmのステープルを
使っていました・・・

僕が使ったタッカーは
どちらのステープルも使えたので
6mmのステープルを買ってきて
シートベースが薄いところは6mmに
置き換えて以降は6mmを使用しました


真ん中辺はシワにならないように、注意して作業
しました


後方は曲がっている部分に、シワが残らないようするのが
難しかったです
納得いくまで、刺しては抜いてを繰り返しました

【ステープルがうまく刺さらない時のポイント3選】
実際作業してみるとタッカーの打ち損じが
ひどかったです
最初の頃は2回に1回は失敗していました
劇的に改善したのは、以下の3点を意識してから
でした

【ポイント1】密着させる
タッカーは対象物(今回はシートベース)
に対してなるべく垂直に密着させ、打ち込んだ
衝撃があっても、対象物から離れないくらい
押させつけると良いです
押させ付けられない時は、対象物とタッカーを
左手でつかんで打ち込みました

【ポイント2】次弾の確認
攻略サイトに書いてあったように、やはりこの
タッカーはダメなのかと、何十回目の失敗の後
何気なくステープルをセットする、ステープル
ガイドを引き出した時に、以下の画像のように
次に打ち出されるであろうステープルが
おかしくなっていました

たぶん打ち込みを失敗すると、次のステープルの
準備状態がおかしくなる事があるようだ
この事象に気づいてからは、失敗したら
ステープルガイドをチェックし、おかしな
ステープルがあったら掃除するようにしたら
打ち損じが劇的に減りました

【ポイント3】おまじない
攻略サイトにあったステープルの先をヤスリで
削って556を塗布すると刺さりやすくなるそうです
僕は新しいステープルをセットするタイミングで
556を塗布しました
ヤスリは一回だけやりました

場所的にどうしても浮いてしまうステープルは後から
適当な金属棒をあてがってハンマーで追い打ち
しました

SL230シートの新旧比較

無事に作業が終わり、新しいシートが完成しました
それでは見ていきましょう

まずは新しいシートです
滑り止めの黒いベルトの左から2つ目が凹んでいるのは
シート皮が届かなかったので、何とか引っ張って固定
したらこうなってました


前から見ると座面が、かまぼこのように丸まって
しまいました


ノーマルと並べてみました
若干短くなったような…


横から厚さをみてみましょう

狙った位置はモリモリです

SL230のシートカスタム装着

早速装着してみました!
前出のノーマルシートと並べます

NEWシート
ノーマルシート

ノーマルシートでは見えていた
背景の小さい段ボールの箱がほぼ隠れています
いいじゃない

新シートに問題発生

ところが…お気づきだろうか、タンクとシートの間や
サイドカウルとシートの間が異様に開いている
(下の写真の小さい黄色円はステープルが長くて穴が
 開いてしまった所で端切れをボンドで付けてみたが
 くっつかなかった…)

シートとリアカウルの間も、やはり隙間が開いている


これはシート皮を取り付けるのに、引っ張りすぎた事が
原因だと思われる
横の足りない分を引っ張った事で、座面にしわが出て
それをまた消すために前後に引っ張って…


とりあえずアンコ盛りとシート皮の張り替えは
できましたが、タンクとシートの間が上側で30mm


下側でも13mmもあります

これは何とかしないとカッコ悪いし、なにより前後に
移動したときに引っ掛かりそう

新シートの問題対策

対応としては2案考えました
<対策その1>シート皮はそのまま案
シート皮はそのままで、タンクの隙間をスポンジとか
ゴムとかで埋める
メリット :シート皮はそのまま使える
デメリット:ゴムやスポンジ代
      シート皮に小さい穴があいたまま

<対策その2>シート皮変更案
もう少し大きなシート皮を購入し張り替える
メリット :きれいになるかもしれない
デメリット:シート代追加、作業やり直し

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まとめ

今回はSL230シートのアンコ盛りとシート皮の張り替えを
行いました
やはり純正シートや専門ショップに頼んだようには
できませんでしたが、タッカーの使い方やシートの
貼り方がわかって楽しかったです
まだ終わっておらず、対策が必要です
次の記事はコチラ

以上参考になればうれしいです
記事のコメントやX(旧ツイッター)のDMで
ひと言やアドバイスなど頂けたら
さらにうれしいです

ご精読いただき、ありがとうございました

書いた人
笑う背中

バイクを楽しもう!
所有:VTR1000SP1、SL230
出没:首都高、箱根方面
車種問わずカスタム情報好き~
3Dプリンターでバイクに使える便利なものを作れないか勉強中

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