こんにちは、笑う背中です。
本記事では、SL230にFTR223で使用されていた謎メーカーのマフラーを流用します。
実際の取り付け工程と試走レビューを写真付きで紹介します。
選んだ理由はスタイルのみです。
先に結論を書いておくと、一度「音は大きくなったのに加速しない」という失敗をしています。インナーサイレンサーを加工することで解決しました。
最終的にはフロントパイプの交換もしたので、流用を考えている方は最後まで読んでもらえるとうれしいです。
SL230のマフラー流用は2パターン試しました。
この記事は「カチあげスタイル」編です。
落ち着いた見た目にしたい方は、別記事のFTR223純正ダウンマフラー編をどうぞ。
お作法「社外マフラーの流用は創意工夫」
【社外マフラー】SL230【カチあげ】
SL230のマフラー事情
SL230は足つきが良く、低速で粘るエンジンです。
高速は苦手ですが、買い物から林道までそつなくこなす良いバイクだと思います。
ただ競合相手(セロー)が強すぎました。
そんな不人気車なので、新車で販売していた時もカスタムパーツは少なく、社外マフラーは
・RSVマフラー(UP・DOWNタイプ)
・サンセイレーシング
・スーパートラップ
くらいですかね。
販売が終了した今となっては、社外マフラーの新品入手は難しくなっています。
僕も林道を走るならアンダーガードを付けて、ノーマルマフラーが良いと思っていました。
しかし先日オンロード用のスペアタイヤを作成したので、オンロード専用のマフラーがあっても良いのではないかと考えました。
オンロード専用ならアンダーガード不要、マフラーの取り回しもエンジン下を通しても良いなぁ~と妄想が膨らみました。
他車種流用と言う選択肢
SL230のエンジンの排気量は、正確には223㏄です。
FTR223やCB223と同じエンジンです。
ということは・・・マフラーも流用できるのでは!
多分いちばん新しいCB223は、今でも新品の社外マフラーがありますね。
FTR223は一時流行ったので、中古でも新品でも社外マフラーに色々選択肢があるようです。
ただし形状はみんな似たような感じです。
その中で僕がビビビと感じたのが2つありました。
FTR223ノーマルマフラー

全体が黒で塗られたダウンマフラーです。
このマフラーの位置なら、SL230ではできなかった両サイドバッグが付けられそうです。
純正マフラーなので音量や性能は問題ないかな。
多分重いけど…。
FTR223用モリワキZERO-SS

もうひとつが、モリワキが出していたZERO-SSです。
こちらもエキパイがエンジン下を通りますが、サイレンサーがカチ上がってます!
斜め45度くらい上がってます!
カーボンとステンの2種類があるようですが、スタイルが気にいったのでどちらでもいいかな。
マフラー検索の日々…そして
欲しいものは決まりましたが新品では入手できないため、オークションやフリマサイトを巡る日々が続きました…。
いっときモリワキZERO-SSが3つくらい出品されていました。
ですが穴が開いていたりヘコんでいたりと値段と程度の判断ができず、結局落札しませんでした。
そこからパタリと出品が無くなる。
ノーマルマフラーはなぜか軒並み高額で、コチラも入手が困難。
そんな時に、FTR223に使用していたメーカー不明のカチあげマフラーが出品されました。
サイレンサーが短く「AKRAPOVIC」のステッカーが貼ってあります。
あぁそういうヤツかなと理解しつつ入札したら、落札できました~。
落札価格+送料で、約8,000円でした。
謎メーカー社外品開封

マフラーが届きました、なかなか大きな箱でした。

テープを外してパッカーン!

そういえば僕の人生初のフルエキゾーストマフラーでした。
ん?フランジが歪んでいるようです!?

中間パイプです。

サイレンサーちっさ!
今風はこういう感じなんでしょうか。取り付けステーも入っていました。
夢のAKRAPOVICを、まさかSL230で先に装着する事になるとは(゚Д゚;)
他車種用なので、上手く装着できると良いなぁ。
純正マフラー取り外し手順
まず純正マフラーを外すシミュレーションを軽く考えると、こんな手順でしょうか。
- リアボックスを外す
- リアキャリアを外す
- シートを外す
- サイドカバーを外す
- シートカウルを外す
- 純正マフラーを外す
ではやっていきます。

リアボックスを外しました。

シートとリアキャリアを外しました。

左サイドカバーを外しました。

右サイドカバーを外しました。
レゾネータ―はエアークリーナーコネクティングチューブにあるポッチに固定されています。
(HRCステッカーの右上の白い容器)
そのポッチが切れてました…脱線フラグです。結束バンドで固定しました。

コックをOFFにして、ココで登場するのはホースリムーブプライヤ。
この工具を使って、ガソリンチューブを外しました(写真はすでに外れてます)。
何気にタンクの裏あたりに手を入れたら、「ザリッ」とした感触が…。
またフラグを立ててしまいました。

タンクを外してビールケースへ。

前回の林道は一年前だから…その時のだよなぁ。
どうやったらここまで入り込んでくるんだろう。
キレイに掃除しました。

タンクを外すと相変わらずスリムだなぁ。
というかほそっ。

シートカウルを外して、ようやくマフラーを外す準備が整いました。

エンジンのフランジボルトを外します。
中ほどにあるエキパイカバーの下のボルトと、シートレールのボルトも外します。
あとはフランジがフレームから抜ける角度を探せば、マフラーが外せます。

リアフレームも細いね。
コレが軽さの要因でもあるのだろうけど。

エンジンの所は、まぁエンジンです。
社外マフラー仮組・調整
ガスケットはそのままでパイプを差し込んで、フランジをスタッドボルトに通…らない!!!
パイプやフランジの位置や角度を変えても、わずかに届かない。
エキパイはフレームに当たって、それ以上は動かない。
あまり力押しでグリグリやってスタッドボルトを曲げたり折ったりしたら、取り返しがつかなくなる。
メカさんに助言を仰ぎました。

社外マフラーのフランジはたいてい曲がっているからの、万力などで曲げ直したり、穴を広げたりするのはよくある事じゃよ~

さすが神!なぜかその言葉だけで作業に迷いがなくなります。
歪んでいたフランジを万力で挟んで修正します。

フランジはだいたい修正できたけど、それでも入らないので、今度は片方の穴を削って広げます。
少し削ってはあてがって、何とかフランジがハマりました!

フランジが入った所で、こんな感じです。

このステップの下あたりに、ステーで固定したいなぁ。

最初に思いついたのは、ステップとステーを共締めして固定する案。
そのためのステーを部品ボックスや回りから探してみると、こんな金属を見つけました。

コレを切断しました。

筒状の物があるこちらを使います。
真ん中あたりに穴を開けました。

ステップを固定している所(赤丸)に入れて共締めしようとしましたが、ステーが厚すぎて共締めできず…ぐぬぬ。

何か良い部品は無いかと用品店を見に行く。
マフラーバンドとかカラーとかを見てみるが、考えがまとまらない。

もう一度現場を確認する。
ステップの下あたりでパイプを固定できる何かないかとよく見ると、アンダーガードを固定していたナットを発見!
そこにちょうど良い長さのカラーは見つかりませんでした。
ですが、ちょうど良い長さのバネを発見。切りだしたステーと合わせて取り付けます。
ステーの筒状の所にボルトを通して、パイプバンドを締めこみ、エキゾーストの固定に成功しました。

続いて中間パイプとサイレンサーも接続してみる。
何となく形にはなってきた。
付属していたステー類では、SL230に上手い事サイレンサーを固定する事が出来なかった。
純正マフラーが付いていた所を流用するとして、何かイイ考えは・・・

その案は突然に、お風呂に入っていた時に思いついた。
今は使っていないバックミラーのオフセット用のホルダーを使えばいけるのでは?
2つ繋げれば良い位置になるんじゃなかろうか?
コチラは純正マフラーのステーにミラーホルダーを付けた所です。

ミラーホルダーの一部が斜めになっているので、ボルト締めできるようにスペーサーを削りだしました。

パーツボックスに在ったコレ(すでに何の部品か不明)です。

グラインダーを使って斜めに削りました。

写真の様に、マフラーを固定する事にも成功しました。

以前作ったアンコ増しシートと合わせて、以前とは違ったSL230になってきました。
マフラースプリング追加

サイレンサーにはマフラースプリングを引っかける所はあるのですが、中間パイプ側にはありませんでした。
マフラースプリングは早速購入してきました。防振ゴム付きです。

中間パイプ側の引っかける所は通常溶接するようですが、僕には溶接技術がありません。
出来たら良いなぁとは思うのですが…。
そこでホースバンドに取り付け部分があれば作れるのではないかと、ホームセンターを眺めるとありました、T字金具。
この穴にスプリングを引っかけられるでしょう。

早速曲げました。

切って、さらに曲げました。

こんな感じにしました。

ホースバンド側に先にスプリングを付けます。
後からは入りません(^^;

あとはスプリングフックを使って引っ張って、サイレンサー側にひっかけます。
ホースパイプにはキズ防止目的でゴムバンドを巻きましたが、張力でずれてきてしまいました。

なのでスリキズ覚悟でゴムを取り去り、直接ホースバンドを締めこみ固定しました。
とりあえず取付ができました~。
試走結果:音量は増えたが加速しない

天気と気温と気分とタイミングを揃えて試走しました。

フロントスプロケを13丁→12丁にして加速仕様。
マフラーはインナーサイレンサー装着。
アイドリングは問題なし、走りだしてみると音量はそれなりに大きくなりましたが、それ以上に加速しない・・・だと?

速度自体は出るのですが、それに至るまでが遅いというか、力強さが感じられない。
純正マフラー装着時よりも加速感が無く、改良ではなく改悪になってます。
おまけに、移設したドラレコのリアカメラが外れてました・・・
消音対策と加速力
消音対策をしたら、加速力が戻ってきました。

このマフラーに元々ついていたインナーサイレンサーを取り出しました。

出口の大きさが若干小さくなる以外は、穴の開いたパイプです。
これでは消音するのは難しいと思われます。

なのでもう少し出口を絞ってみようと思います。
インナーサイレンサーの中に入る、ちょうど良い物を見つけてきました。
コレに穴を開けます。

タップを立てました。
ちなみにコレは壊れたハンドガードの部品です。

ネジ込めるようになりました。

これらを使って消音していきます。

この位置だと音が回り込んできて、意味ないよなぁ。

もう少し奥まで入れて固定する事で、排気される部分が減るはず。

その上から不燃性クロスを巻き付けました。
消音対策を行った結果、音量は少し控え目になりました。
そしてなにより加速力が戻ってきました!
排気の抜けが良くても、速くならないことが実感できました。
マフラードレスアップ

せっかくのAKRAPOVICステッカーだったのですが、取り付け位置の変更によりはがしました。
マフラーにもキズがありました。

紙ヤスリでこすると、カーボンとは思えない削れ具合( ´艸`)

こすってならした部分にはカーボン柄の耐熱ステッカーを貼ったのですが、色味が違って目立つけど・・・アキラメ。
AKRAPOVICの耐熱ステッカーは某フリマサイトで購入しました~。
こだわりの旧ロゴです。
HRCステッカーは耐熱ステッカーではないので、剥がれたらそれまでよー。

装着完了です。

マフラー出口の角度が垂直だったら、なお良かったなぁ。

まぁそれでも、SL230らしさは無くなりました。

赤ホイールとニューマフラーでコウ!
完成…と思いきや排気漏れ
メカさんの所に自慢がてら、完成状態を見せに行ったら

フランジの所から少し排気漏れしとるのぉ
とのお言葉を頂きました(;゚Д゚)
ひとまずVTRの車検が近いので、そちらが終わったらSL230も一度見てもらう予定です。
点検・調整後(追記 2024/07/14)
フロントパイプ交換

バイク屋で点検とオイル交換とマフラーの調整をしてもらいました。
するとマフラーのフロントパイプが変更になりました。
サイレンサーの位置も以前より下がり、さらに前に移動しました。
メカさん曰く、元のパイプは太すぎてSL230には合わないので、手持ちの物と交換してくれました。
それによりまたサイレンサーの取付位置も変わったので、ステッカーは剥がしました。
社外マフラーの手直し

ミラーホルダーのステーだと希望の場所で固定出来ないので、アルミ板でステーを作ります。
両サイドに穴を開けました。

イイ感じの位置で曲げました。

このままだとつまらないので、いつものカーボンシートを貼り付けました。

ほぼ希望の位置で固定できました。

AKRAPOVICの耐熱ステッカーは、フリマサイトで再度購入しました。
今度は新ロゴです。
おまけ?で小さいステッカーも付いてきたので、ステーにも貼りました。

最新のスタイルはこうなりました!
単気筒の歯切れの良い音で、音量もホドホドかな(;゚Д゚)
高速に乗らない街中だけなら、フロントスプロケの変更もおすすめです。
ノーマル13丁からトルク方向の12丁への変更で、さらに気持ち良く加速しますよー。
まとめ:最終形態でほぼ不満なし
SL230の社外ダウンマフラー・カチ上げVerのアイデアはやりつくしました。
排気量以外の不満点は無くなったと思います。
以上、参考になればうれしいです。
記事のコメントやX(旧ツイッター)のDMで、ひと言やアドバイスなど頂けたらさらにうれしいです。
ご精読ありがとうございました。



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