HSK-WORKSです
VTRにレバーガード装着しました
簡単には装着できなかったです
お作法「時をかけた雰囲気カスタム」
【レバーガード】VTR1000SP1【ホンダの半月】
レバーガードとは
レバーガードとはレースにおいて他車と接触した際に
ブレーキレバーが押されると意図しない制動がかかり
転倒などを引き起こす可能性があるため
それを防止する為にMotoGPでは2012より装着が義務化
されました
ブレーキレバーをガードするので右側にだけ
装着されています
(少し前にMoto2のレース中に相手選手のブレーキレバー
を握るという暴挙に出た選手もいました)
ストリートでもレースではないサーキットでも
他車と接触しないように走るのが基本です
なので僕は万一の接触時に威力を発揮する
レバーガードはMotoGPの雰囲気を味わう
ファッションカスタムと思っています(*´Д`)
普段の衣服には無頓着ですがバイクのファッション
(ウエアでは無い)には割と敏感なので
付けてみたくしょうがない
レバーガード選び
レバーガードは見た目や装着の手軽さもあって
カスタムパーツ各社から色々販売されています
MotoGPでも使われている本格的なお高い物から
手の出しやすい安価なものまであります
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検索時最高値:¥84,361円 ドカティの高ーい
検索時最安値:¥1,471~ 汎用品
ホンダ半月の問題
ホンダスポーツバイク(とくくっていますが
僕が確認しているのはVTRだけです)の
セパレートハンドルの中に入っている
ハンドルバーウエイトとハンドルバーエンドが
半月の切り欠きなっており噛み合う事で
ネジを締め込めます
ハンドルバーエンド側
ハンドルバーウエイト側
インターネットを検索すると既にホンダ車に
レバーガードを装着されている方は沢山いますが
純正のハンドルバーウエイトを抜き取っていたり
色々工夫して装着しているようです
僕はどうするか…
・あまり大きな加工はしたくない
・面倒な加工もしたくない
・元に戻せない加工もしたくない
・簡単にポン付けしたい
とわがまま全開です\(^o^)/
カッコ良さそうなレバーガードを見つけても
取り付け方法を考えて断念するばかりでした
純正パーツ流用
そんな中見つけたのが下図のレバーガード
ホンダ純正です!
(インドネシア仕様CBR250RRのオプションパーツ)
純正パーツという事は半月問題も解決されいる!?
コレを装着している人を検索しましたが居ませんでした
ですので取付方法の詳細も分かりません
しかし純正パーツだし「HONDA」ロゴも付いてるし~
という事でコレに決めました
レバーガード購入
早速レバーガードを購入しようとしましたが
純正部品とは言えインドネシア産?のパーツ
なのでWebikeでも取り扱っていないし
(今はありますよ~)
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某フリマサイトでも1個2個売ってましたが
すでに売り切れ…
それでも探しているとオートサロンオギヤマ様
で通販がありました!(今は売り切れ(;_:))
(当時は)在庫もありすぐに到着しました
取説を見るとドライバーと六角レンチだけで
取り付けができるようです
パーツNoはコチラ
シルバーの部分は金属ですがレバーガードも
グリップエンドも樹脂かぁ…コレはちょっと残念
レバーガード取付
バーウエイトに替わるレバーガードの部分は
下図の様に溝やら切り欠きがあります
コレがイイ感じに半月にハマって固定できるのかな~
とワクワクしながら取り付けました
ネジがきつく締めこめない…半月部分に引っ掛かる所
が無くハンドルバーの中で空回りしていると思われる
この状態だとレバーガードが自重で下がってしまい
ハンドル操作に影響する
結論としてはポン付けできない
しかし簡単に諦めきれない!
●ゴムを挟み込んでみる
→半月が空回りしているならゴムみたいのを
挟み込んで空回りしないようにしてみてはと
やってみたが多少締めこめるようになったが
レバーガードが簡単に下を向いてしまう
●アルミ片を差し込んでみる
→おっ!多少固く固定でき…ダメでした
●ソリッドバーエンドスペーサー
→ホンダの半月対応のスペーサー
ネジはしっかり締めこめるがレバーガードが
簡単に動いてしまう
●レバーガードの溝をパテで埋めて半月の
切り欠きと赤枠のツメの部分に引っ掛かるように
成形する
→思ったよりパテがもろくレバーガードを固定
できなかった
ココでココロがオレマシタ
レバーガードはパーツBOXのスミにしまいました
実はココまでは2019年のお話なのです
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【再始動】レバーガード
時は2024年のある日
パーツBOXを整理していると当時の
パテがついたままのレバーガードが出てきました
レバーガード付けたかったなぁ(>_<)
パテではダメだったんだよなぁ
未だに金属加工は出来ないし
でもハンドルウエイトの半月とツメを
上手く使えればできそうだったなのになぁ
あっ・・・そうだ・・・
今の僕には3Dプリンターがある!
レバーガードスペーサーの作成
レバーガードスペーサーV1
ハンドルバーウエイトの半月にひっかかりつつ
ツメがあるフチにも触れるようにすると~
だいたいこんな感じで設計しました
しょうかーん
僕の環境ではABSは小さくなりがち
さて上手くはまるかなぁ~
半月部分は接地しているがフチにスキマが
ありますね…設計し直しだ!
レバーガードスペーサーV2
フチの高さと厚みを変更しました
余りがちな赤フィラメントで召喚しました
今度は半月も接触してフチも大丈夫そう
ツメ部分をニッパーで切り取って
しっかり固定してみる
レバーガードが良い位置に来るように調整して
ネジを締め込む!おぉなんとなく固定できた!
レバーガードスペーサーV3
ツメ部分もあらかじめ削ったバージョンを設計
想定通り取付できました
レバーガードの加工
レバーガードとレバーガードスペーサーが接地
する部分に溝は不要なので平に削り取りました
レバーガードの再塗装
HONDAロゴはすごく良いのですが
僕のバイクはVTRです
バーエンド部分に「RR」の刻印があるので
削り取って再塗装しました(^^;
レバーガードの取付
レバーガードスペーサーの取付方
1.バーウエイトの半月とツメを一直線に
合わせます
下図の様にツメと半月がずれていたら
ハンドルバーエンドを使って半月を引っかけて
グイっとひねります
ツメと半月が一直線に並びました
2.ウエイトの切り欠きと半月に噛み合うように
スペーサーを入れる
3.レバーガードも添えてだいたいの
位置と角度を決めます
この時点でまだネジ差し込んでいるだけ
4.レバーガードスペーサーがずれないように
押しつけながらネジを締めます
めくったグリップを戻して完成です
スペーサーは赤ですが取り付けると見えません
ブレーキ側も同様です
クラッチ側レバーガード
クラッチ側のレバーガードです
このロゴに数千円♪
ブレーキ側
ブレーキ側も取り付けます
スロットルパイプにも干渉しませんでした
コレは運が良かった\(^o^)/
取付完了
取り付け後はスロットルの動きを確認します
「グイッカシュ!グイッカシュ!」と擦れたり
接触は無さそうです
コチラもHONDA~
懸念事項
取り付けもできて万事完了~と言いたかったのですが
気になる点がありました
ツメと半月を利用するとどうしても簡単に動いて
しまう角度があります
クラッチ側の上限はこの辺です
下限がこの辺です
クラッチレバーと同じになるように調整して
取り付けました
ココより下にレバーガードを下げるには
多少力が必要です
ブレーキ側の上限はこの辺です
下限はこの辺ブレーキレバーとほぼ同じ位置に
しました
下がりにくいとは思いますが懸念が完全に払拭された
訳ではありませんでした
試走
いつものテストコースを1時間ほど走ってきましたが
レバーガードが動くとか下向きにさがってしまう事は
ありませんでした
このまましばらく運用したいと思います
まとめ
レバーガードを取り付けたいと思ってから
6年かかりましたが気に入ったパーツを
見つける事が出来たし3Dプリンターで作った
パーツで取付もほぼポン付けできて
僕としては満足な結果になりました
この様な頭で思った事を現実にできると
気持ちいいです!
以上参考になればうれしいです
記事のコメントや
X(旧ツイッター)のDMで
ひと言やアドバイスなど頂けたら
さらにうれしいです(^^
ご精読ありがとうございました
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