おバイクの作法［ツーリング準備］

まず思い浮かんだのがボアアップ！
ポップ吉村という人は「ボアアップに勝るチューニングは無い」と言っているようです。僕もボアアップしたバイクに乗った事がない、その効果はどんなものだろうと。ヤフオクやamazonでも購入できない値段ではないボアアップキットがあるようで、これ買って付けてみたいなぁ。
ボアアップになると僕の手には負えないので、行きつけのお店に相談しました。そこで聞いた話だと、SL230のエンジンはすでにメーカーが既存のエンジン（元は90ccのエンジン）をボアアップして230ccになっているので、エンジンとしては結構ギリギリのバランスで、わずかなボアアップで得られるメリットよりも、それに伴う各種調整のデメリットの方が多いよと・・・。うーん、やめておきます。

次に考えたのが、スプロケ交換！
ボアアップのように全体的にパワーの上乗せはできませんが、手軽に特性を変えることが出来ます。効果は以下の通りです。
加速寄り：フロントスプロケを小さくする。リアスプロケを大きくする。
高速寄り：フロントスプロケを大きくする。リアスプロケを小さくする。
SL230の標準フロントスプロケは13丁です。僕はフロントスプロケの12丁と14丁を持っています。
12丁は80㎞くらいでエンジンががんばってる感がしますね、60㎞くらいがちょうどいい感じになります。その代わりに全体的に力強いです。
14丁は全体的に加速はマイルドになりますが、100kmくらいでも13丁よりはエンジンに余裕があるように感じます。
※スプロケの変更は限度があります、他の部品に干渉することもあるので、交換は自己責任でお願いします。SL230に14丁だとスプロケカバーが若干こすれて溝ができています。

SL230のフロントスプロケ交換手順です。普段の街乗り用に加速寄りの12丁を付けているので、ツーリング用に14丁に変更します。
まずギアは1速に入れて、リアのアクスルナットを緩めます。緩めてからスタンドを掛けてリアを浮かしました。
次にスプロケカバーを外したいのですが、スプロケカバーのネジがチェンジペダルの奥なので、先にチェンジペダルのリンクを外します。ネジ一本外すだけです・・・
ですが何を勘違いしたのか、延々逆向き（絞める方向）に回し続け、気づいた時にはかなりネジ山を舐めてしまいました・・・かろうじてネジを外せたので良かったです。とりあえずネジボックスにあったネジで代用しました。新しいネジを発注せねば。
ちなみに僕は迷ったら右手の法則で回す方向を確認しています。右手で親指を立てGoodみたいな手の形を作ると、親指がネジが進む方向で、他の4本の指が回転させる方向です。

スプロケカバーの2か所のネジを外して、カバーの上側を先に抜くようすると取り外しやすいです。カバーを外したらスプロケを止めている2本のボルトを外します。
（この時ニュートラルだとスタンドを掛けているので、スプロケが回ってしまいボルトが外せません。あらかじめギアを入れておくか、スタンドを掛けたままならリアスプロケに詰め物をして、リアタイヤを回転させないようにするか、スタンドを外してリアタイヤを地面に接地させれば大丈夫かな。）
スプロケとは外す角度が微妙に違うフィキシングプレートという物も外します。
これでフロントスプロケが外せますので、14丁のスプロケと交換します。

逆手順でスプロケとフィキシングプレートを固定し、スプロケカバーを付けて（先に下側を滑りこませると付けやすいです）、チェンジペダルのリンクを止めて、チェーンの張りを調整したら完成です。